これからのこと

ふがいない院生は空を見た

バイトいやいや月間⑩

 

3/18 (土)

 

晩夜更かししてしまったので昼頃目覚めた。父が買ってきてくれたカツ丼を食す。バイトは18:30からだった。すげえ行きたくなかった。行きたくなかったけど行かなしゃあないので16時過ぎから予習を始めた。こんなにちゃんと予習したのは久しぶりだった。バイトに行きたくない原因に予習不足、つまりちゃんと授業できるかどうか不安だというのが毎回あるので、ちゃんと予習したら少しはバイト行きたくなさがマシになるかと思ったのだ。実際、マシになった。ほんの少しだけ。

18時に出社し、小○理科、中○国英、中○英と4コマ授業した。授業後、塾長から頼まれたテスト採点&データ入力を (時間外労働だろこれ) と思いながらやっつけ、さっさと退社。機会があれば行ってみようと思っていたラーメン屋に行った。暖簾をくぐる段になって心配になり、思わず財布を確かめる。用紙の記入漏れで先月の給料がまだ入っておらず、今月の給料日もまだだったので、こんなに働いているにもかかわらずぼくはとってもボンビーだった。食券を買ったら421円しか残らなかった。ちなみに口座には115円しか入っていない。松本さん、今がチャンスです!!!!!!!!!!*1 (やけくそ)

 

最寄り駅で降りようとしたら袖を摑まれた。幼馴染のSさんだった。偶然にも帰りが一緒だったらしい。彼女とはこの前の日曜日に飲んだばかりだったが、会ったらなんだかんだで話すことはあるもので、けっきょく20分くらい立ち話していた。話は一向に終わる気配を見せなかったが、ちょうど出かけていた母が帰ってきたので引き合わせ、「見ない間にすっかり可愛らしいお嬢さんになって」「お母さんこそお若いままで」的やりとりの後に解散した。

家に帰ってから、しまった、と思った。次Sさんに会ったら聞こうと思っていたことがあったのに、すっかり忘れていた。しかしまあ、Sさんとは今月末にも遊ぶので、そのときに聞けばいいか。

 

きょう、『アドルフに告ぐ』をようやく読み終えた。正義と悪、に限らず何事もきちんと分類はできないのが人間で、ぼくのこれまでの経験上、すぐれた作品はすべからくそうしたこと、すなわち人間が一筋縄ではいかないということを感じさせてくれる。『アドルフに告ぐ』はまさにそうした作品だった。登場人物がそれぞれの理念、思惑に則って行動していて、こいつは悪役、というふうに単に割り切ることができない。人種、民族、宗教、戦争の問題をユダヤナチス、日本の相関関係から描き出してみせた手腕はほんとうに見事だった。今までろくに読んでこなかったのが悔やまれる。『ブッダ』とか『火の鳥』も読もうと思った。もちろん『BLACK JACK』も。

 

この「バイトいやいや月間」シリーズもとうとう⑩まで来てしまった。いったいいつまで書くつもりなのだろう、ぼくは。まだまだいやいや月間は続くし、バイトのたびに書いていたらきりがないのに……やれやれ。

けどまあ、いちど始めたことではあるし、どうせなら今月いっぱいは書いてみようかなと思っている。どうしても愚痴っぽくなってしまうので申し訳ないが、きっと誰も読んじゃあいない。

 

というわけで、バイトいやいや月間はまだまだ続く。(はよ終われ)

 

バイトいやいや月間⑨

 

3/16 (木)

 

ルフコントロールが下手すぎる。

バイトがある日はそれだけで鬱になってほかのことが何もできないということはバイトいやいや月間④で既に書いた。で、そうした現状を打開すべく自分なりに反省して対策も打ち出したわけだが、けっきょく実行に移せたのは直後の一日だけだった。

というわけで今日も、起きたときから鬱鬱としていた。……いや、正確にいえば昨夜寝るときから鬱鬱としていた。ムダに就寝を引き延ばし、けっきょく五時前まで起きていた。寝たらあしたが来てしまう。いやだいやだいやだ——そう思って見たくもないYouTubeを見てしまう。

もうちと上手にセルフコントロールできないものか……

 

きょうはA校での勤務だったが、塾長がいなかったのでメンタル的にピンフだった。社員の方との雑談で、ぼくが今月ヘルプで行っているB校の塾長の話になる。このブログでも何度か書いたとおり、B校の塾長は若くてハンサムで感じのいい人なのだが、人によってはかなり厳しいという評判らしい。全然そんな印象はなかったので驚く。ぼくはバイト (しかもヘルプ) だから厳しくされていないだけなのだろうか。なんにせよ社会人は大変だなと思った。

雑談をした社員の方もまだ若くしかもけっこうなイケメンで、なおかつとても感じがよかった。大学院の話になったので、ぼくからも「大学では何をされていたんですか」と水を向けてみたところ、「授業中に酒を飲むということをしてた」と返ってきてさらに好感を持った。その適当な感じをもっとだしてほしい (無理か)。その社員から生徒成績のデータ入力方法を教わった。バイトもこんなんやるんか、すげえな塾講と思った。

 

バイトいやいや月間はまだまだ続く。

 

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バイトいやいや月間⑧

 

3/14 (火)

 

いった、書くことがない。

きょうは昼下がりから母の友人が来るということで、ぼくは遠慮して外出した。といっても行くところがなかったので近場のカフェで本を読んでいた。小林秀雄の作品集を読んでいたのだが、すぐに眠くなってきて、途中からは『アドルフに告ぐ』を読んでいた。『スローターハウス5』を読んで大戦下のドイツのことをもっと知りたいと思い、『夜と霧』を読んでホロコーストのことをもっと知りたいと思ったのだった。ほんで手塚治虫もろくに読んだことがなかったのでちょうどいいと思って読み始めたのだ。全五巻のうち第三巻まで読んだが、おもしろい。なんていうか、横山光輝の『三国志』とか『項羽と劉邦』的なおもしろさがある。ダイナミックな筋と効果的な構成。手塚治虫はインテリだったんだなと思った。

さて、バイトはきょうもB校だった。B校の塾長は若くてハンサムで感じがいいので、今回も2コマのところを1コマにしてくれた。どういうことかは説明が面倒くさいのでバイトいやいや月間③を読んでください。

というわけでぼくは1時間だけ授業をして退社した。久しぶりに仕事が休みだった母が豚の角煮を作ってくれていた。秩父錦の熱燗でいただいた。非常においしかった。

 

毎回こんな感じやったらええのにと思った。バイトいやいや月間はまだまだ続く。

 

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バイトいやいや月間⑦

 

3月13日 (月)

 

ぼくはふだんA校で働いているが、3月だけヘルプでB校にも行っている。きょうはB校の日だった。A校の塾長が嫌いなのでヘルプで行くB校のほうがかえって気が楽だったりするのだが、きょうはマジで行きたくなかった。マジでトンズラ5秒前、って感じだった。

日曜日は久々に高校の友達と終電近くまで飲んでいたので寝たのが遅かった。4時半とかだったと思う。なので10時に目覚めたときの気分は最悪で、けっきょく14時まで布団から出られなかった。授業は16:50からなので、予習のことも考えると15:30には出社したかった。が、ぼくは14時にベッドから下りた後ものろのろし続け、けっきょく家を出たのは16時前だった。月曜は75分×2&60分×2となかなかハードなのでマジで行きたくなくて、ほんとにトンズラしてしまいそうになった。我ながら根性がなくて情けない。塾に着いたのは16時半だった。

バイトいやいや月間②でも書いたが、B校は規模が大きいということもあってとにかくてんやわんやである。至るところに生徒が溢れ、ほとんど絶え間なく電話が鳴り、保護者が来訪した。もちろん出席簿は見つからず、事前に社員の方から「この範囲でやってください」と言われていたところをやろうとすると生徒から「そこはもう先週やりました」と言われたりした。予習なんやってん。けっきょくその場で考えながら60分の授業を組み立てることになった。いくら中学生の英語とはいえ、30人の生徒を前に即席の解説をするのは骨が折れた。ほかにも生徒がテキストを持ってきていなかったりした。これは連絡が行っていない場合とそもそもまだテキストが配布されていない場合とがあり、どちらにしてもコピーで間に合わせるしかなかった。もうわやや。

こんな感じで明らかに人手が足りていないB校だったが、ぼくはA校よりもこっちのほうが好きだった。それはぼくが適当な人間で何事もきっちりしているA校より空気があっていたからだが、きょう、でもそれってB校が適当だから俺も適当でいいやって思ってて、要するに自分が適当でも許される空気があるからじゃないの、と思ってちょっと反省した。校舎が適当なんだから、バイトの俺が適当でもしゃあないやん。どうしようもないやん。そう思っているからB校のほうが気が楽なんじゃないかと。しかしB校が適当なのも事実なので、そう思ってしまうのもしかたないことではあった。どっちやねん。

 

今回はDucaのライブアルバムを聴きながら書いた。たまに無性にゲーソンが聴きたくなる。ノスタルジーも入ってるかもしれない。ともあれDucaはいい声だった。癒やされた。

 

バイトいやいや月間はわやわや続く。

 

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バイトいやいや月間⑤⑥

 

3/10 (金)

 

昨日の反省を活かしてバイトまで遊びに行くことにし、前から行きたいと思っていたカフェへ。ランチを食べて食後のコーヒーを飲みながら本を読む。至福。

カフェを出てからはその足で大好きな公園をぶらぶらし、30分ほどたそがれてからバスに乗って町へ戻った。図書館でオルハン・パムクを借り、帰宅。1時間ほど寝てから出社した。充実した一日だった。

明日学力テストの採点手伝ってほしいから早く来てくれ、無理なら授業後残ってやってくれと頼まれる。当然事務給だ。そういや個別指導塾でアルバイトしていたときもこうやって頼まれることがあった。鬱陶しいことこの上ない。

授業後、塾長が会話を試みてくる。なんか長引きそうだったんで「家族が待ってるんで」と言って足早に退社 (お父さんか)。きっと塾長は仕事しか生きがいのないタイプだ。だからあんなに熱心になれるのだろう。こっちはバイトはあくまでバイトと割り切りたい。ので、講師間で腹を割った話をする気はまったくない。もちろん最低限の情報共有は必要だと思うけれど。塾長は別に言葉遣いが荒いわけでも叱ってくるわけでもないのに、ぼくはどうも好きになれない。彼と馬が合わなくて辞めていったバイトがいるというのもうなずける。

ところでマスクをしていけば煙草のにおいがバレないことに気づいた。べつに完全禁煙というわけでもなかろうが、未成年者と接する者としていちおう、ぼくはバイトの前は煙草を控えていた。でも出社前、スーツ以外の服を着ているときに煙草を吸い、塾内でマスクをすればほとんどにおいを抑えることができる。これからどうしても吸いたくなったらこの方法でいこう。

 

3/11 (土)

 

8時に目覚ましで起床。朝飯を食べたあと再び昼まで眠る。ものすごく眠いのに浅い眠りしか訪れず、何度も目を覚ましながら立て続けに悪夢を見る。大学時代の友達と言い争う夢を見てとても嫌な気分になった。

塾長からラインがくる。春期講習前に校舎ミーティングを行うので以下の4日間のうちどうしてもダメな日、時間帯、その理由を教えろと。いらっときた。なんで理由まで教えなあかんねん。そもそも、ぼくはあらかじめ決められた時間割に従って働いている。時間割によって、ぼくは月火木土の週4出社となった。が、それは今月が始まるよりもずっと前に決まっており、だからこそその曜日以外の空いている日にぼくがプライベートな予定を組むのは当然の権利のはずだ。ぼくは金曜日は友達と登山に行く予定だった。唐突に連絡してきてあまつさえ「理由を言え」。これがまだ社員に対してならしかたがないことなのかもしれない。理不尽だとは思うけれど、おそらく社会人とはそういうものだ。しかしぼくはただのいちバイトである。もちろんバイトにだってある程度の責任はあるけれど、あくまで「ある程度」の責任だ。バイトに社員並の勤労を求めるのは間違っている。社員を雇わない/雇えない会社が悪い。

これは研修のときも思った。というのは研修ではほかの校舎に授業見学に行かされるのだが、研修費どころか交通費さえ出ないのだ。ぼくは2つの校舎に見学に行った。ちょうど受験シーズンで、繁忙期にのこのことやってきたぼくは煙たがられた。それだけでもうんざりなのに、やれそこの塾長に模擬授業を見てもらえ、終わったら必ず感想をラインしろだの、次々と面倒な命令が飛ぶ。

それでも研修のときは必要なことだからと折り合いをつけた。が、今回は「理由を言え」と言われてかなりいらっときた。確かにミーティングは重要だろう。しかし「重要だから出席しろ」と迫るのは間違っている。どうしても出席させたいならもっと前の段階で伝えておくべきで且つ給料を出すべきだ (交通費さえ出ない)。

とりあえず返事はしないでおき、夕方まで家で本を読んでから出社した。予習は終わっていたが、採点の手伝いをするために授業より1時間早く行った。頼まれたのは中1〜中3の国英の採点。中1のテストは2種類あった。これが思っていたよりも大変で、全然終わらなかった。授業中も生徒に問題を解かせているときなど折を見て採点したが、けっきょくすべての授業が終わった後も塾に残ってやっていくことになった。だいたい1時間半かかってすべての採点を終えた。

なぜ塾長が嫌いなのかがわかった。いちいち感じが悪いのだ。たとえばぼくが生徒に問題を解かせている間に採点しようとテスト用紙を取りに行くと、塾長が勝手にそれを漁っていて「この右と左で分けているのは何で分けてるの?」と聞いてくる。別に意味はなく、単に置くところがなかったからそう置いていただけだ。そう応えたら「意味の無いことしないでくれる」と言ってきた。そもそも、ぼくはまだ採点のやりかけで、当然終わったらちゃんと番号順にまとめて渡すつもりでいた。それを勝手にいじったのは塾長のほうなのだ。思わず固い声で「まだやりかけだったんで」と言うと無視された。ほかにも書類を探していたときに邪魔だったのか通りすがりにどんとぶつかってくるなど、いちいち感じが悪い。反射的に脛を蹴りそうになった。

帰路につきながら、ぜったい辞めてやる、と思った。

 

ところでこの文章を書いているのは12日 (日) である。本来ならこのエントリも昨夜書くつもりだったが、帰宅したのが23時過ぎだったし、晩飯食べた後風呂にも入れずにベッドに倒れたのでいま書くことになった。一晩が経って、少し冷静になっている。

ぜったい辞めてやる、と昨夜は思ったが、このバイトが短時間で多く稼げるのも事実だった。集団指導は大変なだけあって時給も高い。それにどのバイトだってぜったい大変なのだ。ぼくができそうなバイトで且つ効率的に学費を稼ごうと思ったら、塾講以外に思いつかない。

昨日のライン、「火曜日は別校舎での授業、金曜日はプライベートな用事があるので出席できません」と送るつもりでいたが、ここはも少し大人になることにし、金曜日については「大学の用事があるので」と言っておくことにした。以前、教育実習の時にある教師 (威圧的な体育教師) の言い分に真っ向から反論して揉めたことがあったが (以後実習が終わるまで無視され続けた。ほかの教師にもあいつは反抗的だ、だめだと言い散らしていたらしい)、その話を聞いた友達のSは言ったものだった。「俺だったらかえって扱いやすいやつだって思うけどな。そんなの、内心で軽蔑しながら、表向きは従ってやればいいんだよ」

今回、ぼくは自らの青臭さや子どもじみた顕示欲を抑え、少しだけ大人になることにした。

 

『お疲れさまです。ミーティングの件ですが、火曜日は○○校での授業があるため、金曜日は一日大学の用事があるため出席できません。水曜日、木曜日であれば出席可能です。よろしくお願い致します。』

 

バイトいやいや月間はまだまだ続く。(もういやだ)

 

バイトいやいや月間④

 

3/9 (木)

 

きょうは考えるべきことがたくさんある。

ぼくは昨晩深夜4時半に寝入ったせいもあって陰鬱な気分で目覚めた。10時前だった。陰鬱な気分だったのには少なからずきょうがバイトであるということも関係していた。寝たら明日が来てしまう。明日はバイトだ——といったふうに。

目覚めてからもまったく起き上がれなかった。けっきょく14時までベッドのなかでスマホをいじっていた。久々のメイン校舎勤務だからか、きょうから3連勤だからか——とにかくバイトに行きたくなかった。けっこう本気でこのまま連絡せずにトンズラしてしまおうかと思った。

が、根が真面目なぼくは14時にどうにかからだを起こし、YouTubeで将棋実況やラーメンズのネタを見たりしながらインスタントつけ麺を食べ、30分ほどうとうとしてから出社した。

 

考えるべきこと① バイトに対する意識を変える必要がある

ぼくはまったく根性のない人間で、部活もサークルもバイトもろくに続かず、どれもせいぜい1年ほどでやめている。家庭に恵まれたおかげか、生まれた時からぼくにとっていちばん落ち着く場所は家であり、また生活の中心も家であった。かつて恋人がいた時でさえこれは揺るがなかった。恋人と会って家に帰るのが遅くなる日が続くとぼくは不安になり、次第に恋人の顔を見るのさえいやになった。

なので今の、バイトが (定期的に) 組み込まれた生活にはうんざりしている。うんざりというか、落ち着かない。たとえば18:30からバイトがあるとする。実働時間は3時間で、遅くとも22時半には退社できる。24時間のうちの4時間。たった1/6だ。

でもぼくの場合は違う。18:30からバイトがある。そう考えただけで何もできない。落ち着いて本を読むこともできなければ、遊びに行くこともできない。たとえ18時半からであろうが19時半からであろうが、実働が3時間であろうが、ぼくにとってそれは〈バイトの日〉である。〈バイトの日〉。それはバイトがあるというだけの日で、ほかのことは何もできない日だ。

退社して家路につきながら、このバイトに対する強迫観念にも似た意識を変えなければいけないと思った。つまり、〈バイト〉を生活のなかの当たり前の要素として捉える。それが出来なければせめて、〈バイト〉を日常とは切り離して考える。18:30からの3時間だけ別の時空へ行くと考えればいい。

極端な話、仮にバイトが18:30からなら、朝5時に起きて奥多摩の山に登ってから出社することも可能なのだ。いやさすがにそんなことはしないけれど、でも行きつけのカフェで本を読んだり近くで映画を観たりしてからバイトに行くのはぜんぜん可能だろう。とにかくこのままの意識でいるとしんどすぎる。今月は少なくとも週4でバイトがあるのに。それに出社までうだうだ悶えている時間がもったいない。意識を変えよう。

 

考えるべきこと② バイトがもたらしてくれるもの

ぼくは大学院の学費を払うためにバイトを始めた。つまり必要に迫られて働いているわけだ。上にも書いたようにすっごい嫌だが、しかし必ずしも悪い面ばかりではない。まず、お金を使うことに対する罪悪感がなくなる。お年玉でもらったお金を崩していたときのような心苦しさはなくなった。そしてこれは大事なことだが、精神のバランスが保たれる。これだけ嫌だ嫌だ書いてきて矛盾しているようだが、バイトを始める前、プーの大学五年生として日々を暮らしていたときのぼくは自己否定感が跋扈し、精神はだいぶ荒みきっていた。何のために生き延びているのかがわからず、何の活力も湧かなかった。大学院進学が決定したこともあるが、いまのぼくは将来の希望 (文章で名をなす、もしくは教授になる) に胸を明るくし、読書や執筆も依然と比べたら旺盛である。

きょうだってバイトがなければ一日中だらだらしていただろう (もっとも、バイトがあったから行動に移れずだらだらしていたのかもしれないが)。無駄に費やしてしまう一日も「少なくとも労働した (金を稼いだ)」という日にしてくれる。バイトにはそういう面も確かにある。

 

考えるべきこと③ こうして歯車の中へ

きょうは塾長が休みだった。生徒が帰った後、社員の方と少し話をしたのだが、塾長はぼくのことを評価してくれているらしい。社員の方にも「授業うまいよね」といわれた。お世辞だとは思うがうれしかった。そしていまぼくが担当しているコマのために雇われたバイトが何人か立て続けに辞めていったことを教えられた。集団指導に耐えられなかったり塾長と馬が合わなかったりしたらしい。○○先生 (ぼくのこと) はまじめにこなしてくれていて助かっているといわれた。こうして人間は組織に組み込まれていくのだなと思った。

 

考えるべきこと④ ぼくはウエルベックが好きだ

とはいえ文学の徒として頑なに反骨心は持ち続けたいと思う。ぼくの本業はあくまで学生、文学だ。履き違えないように。

 

(授業はまあ無事に済んだ。バイトいやいや月間はまだまだ続く。)

 

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バイトいやいや月間③

 

3/7 (火)

 

今日はぜんぜんいやじゃなかった。

もともと中○国×2だけだったので気が楽だったし、いざ出社すると「まとめて1回の授業でやってもらうことになったから1コマだけでいいよ」といわれた。どういうことかというと、クラスAとクラスBに分けて同じ内容の授業を1コマずつする予定だったのが、クラスAとBを1つの教室にまとめて授業することになったため本来の2コマから1コマやればいいことになったわけだ。しかも給料は2コマ分だしてくれるという。塾長には後光が差していた。

というわけで1コマだけ国語の授業をして退社した。今回はハプニングもなく、予習していた範囲がそのまま授業範囲となったので、自分でもまあまあ納得のいく授業ができた。あとやっぱ国語がいちばんやりやすいと思った。ぼくはこれまで国語と英語、どっちかやってくれと言われたら英語を選んでいた——というのは明確な基準がない国語と比べれば英語のほうがずっと教えやすいと思ったからだ——が、授業をする際にはいかにその教科の知識があるか、付け焼き刃ではない知識があるか、自信を持っているかが肝要なので、けっきょくぼくの場合はすなおに国語を教えたほうがいいのだなと思った。

出社したのは19時前、帰宅したのは21時だった。明日はバイトがない。いまうきうきでこの文章を書いている。ああ、やっぱふだんの校舎よりこっちの校舎のほうがいいなあ。融通きかせてくれるし、塾長は若くてハンサムだし、雰囲気も明るいし、事務の女性社員は溜息ばっか吐いてるし (社会人の闇……)。なにはともあれ、ふだんの校舎より馬が合うのは確かだ。

 

今回は『Abbey Road』を聴きながら書いた。「Come Together」はやっぱりかっこいいなあと思った。バイトいやいや月間はまだまだ続く。

 

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