2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

黒澤明『羅生門』——「視線」をめぐる考察

卒論でテクスト表現との相違について書くにあたり、ここのところ僕にしては珍しく映画を観ていた。というわけで黒澤明『羅生門』について書きたいと思う。 『羅生門』は芥川龍之介「羅生門」と「藪の中」を組み合わせて撮られた映画だ。冒頭、カメラは羅生門…

空が青い

空が青い。卒論が終わったのだ。 卒論。ここのところずっと、僕はこれに苦しめられてきた。(死にたくないけど) 死にたいと毎日のように思い、煙草の吸い殻は積もり、髪はボサボサで肌には至るところにきびができた。でもようやく、それも終わったのだ。 (徹…