憧れの槍ヶ岳【本編2】

08/03 (水) 登山2日目は午前3時半に起床。御来光に向け、燕岳山頂へ向かいます。初めてのナイトハイクでしたが、そこまで険しい道でもなかったので、特に怖い思いをすることもなく歩くことができました。ヘッドランプもぼくが用意したのは最大出力40ルーメン…

憧れの槍ヶ岳【本編1】

2016/08/01 (月) 22:30 毎日新聞社ロビー 午前中に新宿にて最終確認及び行動食の買い出しを行ったぼくとSは、22時に竹芝駅に集合しました。駅直通の毎日新聞社の入っているビルの中にはコンビニも入っており、仮に忘れ物をしてしまったとしても簡単なものな…

憧れの槍ヶ岳【準備編】

今月2日から4日にかけて北アルプスの表銀座を縦走してきました。今回はその話です。 表銀座縦走コース(おもてぎんざじゅうそうコース)とは、北アルプス山麓の中房温泉を起点とし、合戦尾根を登り常念山脈を大天井岳まで縦走し、東鎌尾根の喜作新道を経て槍…

いつまでもセカイ系

しばらくブログはいいかと思っていたんですが、なんとなく書きたくなったので書きます。およそ二ヶ月ぶりの更新です。……二ヶ月。けっこういろいろなことがありました。教育実習、教員採用試験、初めてのES……。もちろん趣味の登山、サイクリング、読書etcも継…

ローズバッド【創作小説】

私はこいのぼりが好きだ。春の柔らかな風にそよそよと吹かれているようすは、見ているだけで癒やされる。ふっとからだから力が抜けていき、どこか懐かしい気持ちになる。 今朝になって街のこいのぼりが一斉に撤去されたのを確認して、しかたのないことだとは…

たぶん一年以上ぶりに、彼女がほしいと思った

きょうは大学の演習で模擬授業をしました。今月末から始まる教育実習を見据えてのもので、単元の導入部を約20分。模擬授業は全員がやるわけではなく30人弱いるクラスのうち5人が担当するんですが、ぼくは後先考えずこれに立候補してしまい、案の定ギリギリま…

「コミュ力」についての基本的な確認

先日、教育実習の打ち合わせのために母校に行き、教科担当の先生と話をしてきたんですが。ぜんぜん会話ができない。べつに先生とぼくのあいだが気まずいとかどちらかが極度に人見知りだとかそういうわけではありません。むしろ先生 (ここではK先生とします) …

若さをもてあそぶ ――サニーデイ・サービス「若者たち」

二ヶ月ほど前からサニーデイ・サービスにはまり継続して聴いているんですが、 1stアルバムの『若者たち』の最後を飾る表題曲「若者たち」*1に、こんな詞があります。 彼女はと言えば 遠くを眺めていた ベンチに腰かけ 若さをもてあそび ずっと泣いていた 僕…

若葉の匂い

ゴールデン・ウィークが終わり、梅雨が来るまでのあいまいさに覆われたこの時季、夜になると若葉が香る。 それは新緑という名の持つ爽やかさからは想像しづらいムッと立ちこめた草木の匂いで、決してかぐわしい、という種類のものではない。けれども僕はこの…

この一年

前回ブログを更新したのが1月17日ですから、実におよそ四ヶ月ぶりの更新となります。四ヶ月。一年の三分の一。さすがにそんだけ経てばこんな僕でもさまざまなことがあって、そのさまざまなことが書き切れないがゆえに「それならいっそ何も書かないほうがまし…

無題

二十二にもなって「母のPCに落書きしたよ。楽しかった☆」みたいな記事がいつまでもトップに表示されたままなのはさすがにやるせないのでさっさと更新しようと思っていたんですが、なぜだか急にブログを書くのが面倒になってしまって放置していました。ネタは…

ひとこま

しょうもない記事だったんで削除しました。(17/5/27)

春隣【創作小説】

ずっとほしかった一眼レフを買ったので、日曜日の午後、さっそく外に撮りに行ってみることにした。近所の河川敷に出かけると言うと、春子さんが「私も、私も行く!」とあわてたように繰り返すので、一緒に出かけることになった。 僕と春子さんは一緒に家を出…

apathy

何事においても無関心、無気力、無感動になる状態のことをアパシーというそうですが、どうやらこれになっているようです。ブログを最後に更新したのは一週間前。ですが少なくとも二週間前にはこのどうしようもない状態になっていた気がします。 もうね、ほん…

プルシアンブルー【創作小説】

雨の音を聞いていた。 開け放した窓の外で、春の雨がぽとぽとと降る。昨日の夜から、絶え間なく降っている。この分じゃ、桜も散ってしまうだろう。 画布には、夕空の下で満開の桜が描かれていた。下塗りには、その時々の絵で主役にしたい色を隠すことに決め…

武甲山に登ってきた【登山レポ】

先月の3日、幼馴染のKくんと秩父山地の武甲山に登ってきました。 Kくんとは、小学5年生のときに僕が東京に越してきて以来10年以上の付き合い。僕が私立に進んだため中高は別でしたが、その間もたまに連絡を取り合っては遊び、2年前にKくんが社会人となってか…

レレレ

(C) http://www.koredeiinoda.net/manga/bakabon_chara.html ・登山レポ、間に合わず が、この前行った武甲山のレポがまだ書けていないので、まずはそちらですね。今週中にはどうにかUPしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 塔ノ岳…

夕景/荒川/新河岸川

こんにちは。先日、大学構内を歩いていたら「1年生の方ですか?」と声をかけられたうみやです。年を下に見られるのにはもう慣れっこです。半笑いで「4年です」と答えたら、謝って遠ざかって行きました。なんだったんだろう、アレ。 さて、そんな見た目も精神…

文系男子による好きなアルバム紹介

ここのところ登山の話題ばかりだったので、たまには音楽の話でもしようかと。てなわけでいきなりですが好きなアルバム紹介。「オススメの」ではなく、あくまで「好きな」アルバム紹介です。特にマイナーなアルバムを紹介するわけではないので、「最近の大学…

塔ノ岳に……登って……きました……

先週の月曜日 (16日)、大学の友達Sと丹沢山地の塔ノ岳に登ってきました。 もう1週間も前の話です。 いつもなら「〜に登ってきました」記事は当日にUPするというのに、今回なぜ山行から1週間も遅れてのUPになってしまったのかというと、 風邪でダウンしてまし…

筑波山に登ってきた【登山レポ】

もう2週間も前のことになるが、大学の友達Sと筑波山に登ってきた。ここでは、遅ればせながらそのときのことを記したいと思う。10月26日 (月) 晴 前回は奥武蔵の棒ノ折山に登った僕とS。ほぼ1週間に1度のペースで山に登る中、「そろそろ筑波山は押さえときた…

『うたかたの音楽会 第2幕』in 早稲田祭2015

今日 (土)、明日 (日) は我が早稲田の学祭です。普段は人混みを厭んで早稲田の学祭なんかには絶対に行かない僕ですが、今回は『うたかたの音楽会 第2幕』に僕の大好きなアーティストsugar meさんが出演されるということで、人混みを掻き分けて行ってきました…

武甲山に登ってきました!

昨日の記事で書いたとおり、本日は幼馴染のKくんと登山に行ってきました。 登った山は、秩父盆地の南に座す武甲山 (1304m) です! 武甲山は秩父の名峰と誉れ高き山で、山頂からは秩父市街を一望することができます。上の写真を見てもわかるように北側斜面は…

週間箇条書 その肆

またまた更新が空いてしまいました。というわけで、困ったときの週間箇条書です。・筑波山に行った 10月26日の記事に書いたとおり、大学の友達と筑波山に行ってきました。あれから1週間が経ちましたが、未だにレポは書けていません。これからがんばります。 …

棒ノ折山に登ってきた【登山レポ】

先週の月曜日 (10/19)、大学の友達Sと棒ノ折山 (ぼうのおれやま) に登ってきました! ここでは、そのレポを書きたいと思います!棒ノ折山とは? 東京都西多摩郡奥多摩町と埼玉県飯能市の境にある標高969mの山。棒ノ折嶺、棒ノ峰、棒ノ嶺ともいう。東京都、埼…

筑波山に登ってきました!

バスの車窓から見た筑波山。標高が高いほうが女体山、低いほうが男体山です。 今日は大学の友達と茨城県つくば市に鎮座します筑波山に登ってきました! 筑波山は古来から山岳信仰の対象として崇敬されてきたほか和歌などにも多く詠まれている由緒ある山で、…

エピローグにおける「僕は元気です」の汎用性

こんにちは! 今朝、怪しいおばさんに白目を青色に染められる夢を見たうみやです。夢の中で、どうやら僕は老人ホームのような施設にいたのですが、そこにいたおばさんに「わたしゃ昔は理髪師だったんだよ」と言われ、髪を染めてもらうことになり。しかしそこ…

水難

水の難、ではありません。 水曜日の難、です。 いきなり何を言いだすのかと思われるかもしれませんが、どうもここ最近、水曜日に呪われているのです。 たとえば今日は、今までで最も残酷な悪夢にうなされて6時半に目が覚めました。 6時半といったら、ふつう…

棒ノ折山ト掌篇ノススメ

今日は大学の友達Sと棒ノ折山に登ってきました。 棒ノ折山は東京都と埼玉県の境にある標高969mの山で、沢登りが楽しめる白谷沢ルートが人気です。僕たちもその白谷沢ルートで山頂まで登ってきました。僕もSも沢登り自体初めてだったのですが、白谷沢ルートは…

光る砂【創作小説】

まだ五歳になったばかりの冬、光る砂を拾った。 大雪の降った日の翌朝のことだった。私は祖母に連れられて、雪化粧を施された裏山を歩いていた。すると、なぜか一カ所だけ雪に埋もれていない場所があった。そこで光る砂を見つけた。 その砂ははじめ黄金のよ…