バイトいやいや月間⑦

 

3月13日 (月)

 

ぼくはふだんA校で働いているが、3月だけヘルプでB校にも行っている。きょうはB校の日だった。A校の塾長が嫌いなのでヘルプで行くB校のほうがかえって気が楽だったりするのだが、きょうはマジで行きたくなかった。マジでトンズラ5秒前、って感じだった。

日曜日は久々に高校の友達と終電近くまで飲んでいたので寝たのが遅かった。4時半とかだったと思う。なので10時に目覚めたときの気分は最悪で、けっきょく14時まで布団から出られなかった。授業は16:50からなので、予習のことも考えると15:30には出社したかった。が、ぼくは14時にベッドから下りた後ものろのろし続け、けっきょく家を出たのは16時前だった。月曜は75分×2&60分×2となかなかハードなのでマジで行きたくなくて、ほんとにトンズラしてしまいそうになった。我ながら根性がなくて情けない。塾に着いたのは16時半だった。

バイトいやいや月間②でも書いたが、B校は規模が大きいということもあってとにかくてんやわんやである。至るところに生徒が溢れ、ほとんど絶え間なく電話が鳴り、保護者が来訪した。もちろん出席簿は見つからず、事前に社員の方から「この範囲でやってください」と言われていたところをやろうとすると生徒から「そこはもう先週やりました」と言われたりした。予習なんやってん。けっきょくその場で考えながら60分の授業を組み立てることになった。いくら中学生の英語とはいえ、30人の生徒を前に即席の解説をするのは骨が折れた。ほかにも生徒がテキストを持ってきていなかったりした。これは連絡が行っていない場合とそもそもまだテキストが配布されていない場合とがあり、どちらにしてもコピーで間に合わせるしかなかった。もうわやや。

こんな感じで明らかに人手が足りていないB校だったが、ぼくはA校よりもこっちのほうが好きだった。それはぼくが適当な人間で何事もきっちりしているA校より空気があっていたからだが、きょう、でもそれってB校が適当だから俺も適当でいいやって思ってて、要するに自分が適当でも許される空気があるからじゃないの、と思ってちょっと反省した。校舎が適当なんだから、バイトの俺が適当でもしゃあないやん。どうしようもないやん。そう思っているからB校のほうが気が楽なんじゃないかと。しかしB校が適当なのも事実なので、そう思ってしまうのもしかたないことではあった。どっちやねん。

 

今回はDucaのライブアルバムを聴きながら書いた。たまに無性にゲーソンが聴きたくなる。ノスタルジーも入ってるかもしれない。ともあれDucaはいい声だった。癒やされた。

 

バイトいやいや月間はわやわや続く。