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これからのこと

ふがいない院生は空を見た

週間箇条書 その参

 以前「週間箇条書 その弐」を書いた際に『「その参」は書かずに済むよう気をつけます』なんて書いておきながら、けっきょく更新が途絶えて「その参」を書くことになってしまいました。というわけで、この記事では前の更新日、10月3日から本日10月12日までの10日間 (もはや週間ですらない) に起こった主なことについて書いていきたいと思います。


・登山に行った

 日曜日 (10/4)、大学の友達と大菩薩嶺に登ってきました。大菩薩嶺とは日本百名山にも選ばれている標高2057mの山です。さすがに2000m級とだけあって、これまでの登山とはまた趣が違いました。そしてそして、ついに尾根歩きを経験しました。晴天にも恵まれ、ほんとうに気持ちの良い登山でした。現在、レポを執筆中です。明日にはUPする予定ですので、よろしければお読み下さい。

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念願の尾根。ほかにも素晴らしい景色が盛りだくさん。登山レポをお楽しみに。


ノーベル文学賞が発表された

 8日、ノーベル文学賞が発表されました。例によって春樹の名前が挙がっていましたが、さすがに今年はないやろ、エッセイしか出てへんしと思ってたら案の定でした。毎年騒がれる春樹もお気の毒です。
 受賞に輝いたのはベラルーシの作家、スベトラーナ・アレクシエービッチでした。僕はたまたまこのひとの本を手に取ったことがあったのですが、ノーベル文学賞の第1候補だったとはぜんぜん知りませんでした。発表前に予約しておいたので、発表翌日には図書館に届けられました。読み終えたら感想を書きたいと思っています。 (アレクシエービッチを読み始める前にまずはいま読んでいる『魔の山』を読まないとですが)


・介護等体験のオリエンテーションに行った

 今週の木金と2日間特別支援学校にて介護等体験をさせていただくのですが、9日、そのオリエンテーションに行ってきました。ブログの説明文にも書いてあるとおり、就活もしていない先行き不明の大学四年生なので、スーツを着るのは久しぶりでした。息苦しかったです。
 実習については、無事終わったらまた記事を書きたいと思っています。ちなみに、先月行った社会福祉施設での実習については現在執筆中です。今月中にはなんとかUPしたいと思っています。


・軽井沢・プリンスショッピングプラザに行った

 おととい (10日) の話です。家族と軽井沢・プリンスショッピングプラザ、いわゆる軽井沢アウトレットに出かけてきました。家族と遠出を (しかも車で) したのは久しぶりだったので、とても楽しかったです。高速道路に乗ると、昔まだ大阪や名古屋にいたころ、祖父母の家 (福岡・大阪) に車で帰省したときのことを思い出します。赤黄色に光るテールライトに、窓の外を流れていく照明灯、エンジンの低いうなり。かかっていたのはたいていユーミンSLT*1で、今回のドライブでもずっとユーミンがかかってました。季節は外れますが、まさに「ようこそ輝く時間へ」といった感じです。運転手の父は大変だったとは思いますが、忘れられない1日となりました。

 その忘れられない1日の帰り道、アウトレットからいちばん近い碓氷軽井沢I.C.ではなくその1つ先の松井田妙義I.C.から高速に乗ったのですが、その途中に下った碓氷峠に「碓氷第三橋梁」(通称「めがね橋」) があり、立ち寄ってきました。

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あんなか観光ガイド」によれば、「径間数4、長さ91m、高さ31mでわが国最大の煉瓦づくりアーチ橋」で、「明治25年に完成し、アプト式鉄道を支えてきましたが、昭和38年新線開通に伴い廃線となりました」とのこと。アプト式鉄道とは、ウィキによれば「2枚または3枚のラックレール (Rack-rail) およびピニオンギア (Pinion-gear) を位相をずらして設置する方式」のことだそうです。主に登山鉄道によく使われている方式みたいですが、日本にはアプト式鉄道は2つしかなく、そのうちの1つであるこの国鉄信越本線横川駅〜軽井沢間が昭和38年に廃線となってからは、大井川鐵道井川線アプトいちしろ駅長島ダム駅間しか残っていないとのこと。重要文化財になるのも頷けます。

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現在は遊歩道として整備され、橋の上を歩くこともできます。

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こんな立派なトンネルも。もちろん中に入ることも可能。

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橋上からの景色。

 昔の鉄道は、なんとも趣がありますね。もちろん、利便性は今とは比べるべくもないのでしょうが……。それでも少しだけ、かの時代を羨ましく思う自分がいます。
 路線は違いますが、「軽井沢」「鉄道」というキーワードで、松家仁之『火山のふもとで』を連想しました。あの小説にも、「棚板軽便鉄道」という鉄道が出てきます。調べてみたところ、新軽井沢駅草津温泉駅を結んでいたかつての草軽電気鉄道がモデルとなっているみたいですね。『火山のふもとで』は建築設計事務所に入った青年がその事務所の所有である軽井沢の山荘で過ごした一夏 (とそれから) を描いた小説ですが、事務所の「先生」や先輩の話を通してそうしたかつての軽井沢のようすもうかがい知ることができます。もともとの設定年代からして80年代なので、小説に流れる雰囲気もどことなく今とは違っていて味わい深いです。僕は大学二年の終わりにこの本を読んだのですが、今になってもこれに勝る幸せな読書体験はできていないような気がします。これほど緻密な筆致で描かれ、濃密な時間が流れる小説と出会えたのはおそらく初めてでした。本を読む愉しみを思い出させてくれる小説です。未読の方はぜひ。



 松家仁之の話になって思わず熱く語ってしまいましたが、話を10日のことに戻すと、めがね橋を後にした僕たちは碓氷湖に行き、ただ者とは思えないおじさんの弾くギター&ハーモニカを聴くともなしに聴いてから車に戻りました。帰りはビートルズをかけていたんですが、ランダムにしていたらなぜか後期の曲ばかりかかってしまい、ただでさえ寝不足だった僕は撃沈。目を覚ましたのは狭山S.A.でした。それから家に帰って横川駅で買った釜飯を食べ、真澄と新政エクリュを飲んだら2時間ほどぶっ倒れ、21時からはグレート・トラバース2*2を観て寝たという感じです。大変良い1日でした。

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碓氷湖。水質はあまり良くない。

 以上、長くなってしまいましたが僕のここ最近の10日間でした。10日間も更新が空いたわりにネタが少ないのは、ひとえに僕がぐうたらな生活を送っていたせいです。ここのところ、ほんとうにダメダメな日が続いていました。朝起きてから夜寝るまで (それも深夜) YouTubeを観るだけの最悪な日々が続いていました。いつものことではありますが、じゃっかん鬱になっていたようです。このままやとあかん! ということで今朝は6時半に目覚ましをかけ (結局起床したのは8時でしたが)、歯磨きをして熱いシャワーを浴びた後に手挽きミルで熱いコーヒーを入れるという村上春樹*3みたいなことをしました。おかげで気分はどうにか持ち直ったみたいです。これから例の大菩薩嶺レポを書いて、後は水曜に提出の掌篇小説を書きたいと思います。余裕があれば応募用の短篇も。


 それでは。

*1:Sing Like Talkingの略。メタルに走る前はほんとうに素晴らしかったバンド。ボーカルの佐藤竹善はちょっとほかではお目にかかれないくらい歌がうまい。

*2:日本二百名山を完全人力で一筆書きするという物凄い番組。山頂で田中さんを待ち構えるファンはもっと相手の気持ちを考えたほうが良いと思う。

*3:どうでもいいけど最近やたら春樹ネタが多い。春樹にばっかり頼ってしまってごめんなさい。

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