隆起した岩畳にかこまれて、目の前を青緑の川水が流れていた。 抜けるような青空から降り注ぐ日射しは、もう秋の光。向こう岸には黄、橙、赤と色づいた梢が腕を広げ、深緑のままの梢も、そっと佇む。 そこだけ突きだした岩畳の崖に立ち、水飴のような川水を…
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